イクボスに必要な事は様々な生き方や働き方を正しく理解する事です。
例えば、部下の子供が熱を出した時、
親の介護がある場合など、
その事を配慮した仕事の進め方を考えないといけません。
その人の考え方を尊重し、
個性を思う存分に発揮してもらいながらいきいきと仕事をしてもらい、
有限である個人の時間の価値を高めてもらう。
そうする事で
ただ長い時間仕事をするのではなく、短時間で成果をだす生産性の高い仕事をしてもらう。
そういった社員を評価していく事が、
社員にとっても組織にとっても成長へと繋がっていきます。
そして多様な人材が働く職場作りには、組織全体のイクボスへの理解も必要です。
そのため、イクボス宣言などでイクボスを社内外に発信する事も重要になります。
イクボス宣言とは、
組織の代表や経営者らが宣言書を作成し、
対外的に公表する事です。
平成28年12月22日(金曜日)生駒市と生駒商工会議所は、生駒市コミュニティセンターにおいて生駒イクボス合同宣言式を行いました。
これは産学官が集う奈良県内初めての取組で、やりがいのある仕事と充実した私生活を両立させるワーク・ライフ・バランスを積極的に進めるもので、市内の大学・企業・団体など46団体が賛同し、当日は25団体の参加を得て行われました。
出席した父親の育児を支援するNPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事の安藤哲也さんは「職場風土を変え、部下の育児や介護など私生活を理解するイクボスになってください」と話しました。
生駒市では、配偶者出産休暇など男性の育児参加に係る休暇の取得率の向上や、育児休業中・復職のための支援をします。
またイクボス宣言をした団体などの情報を発信したり、 同団体での交流の場を設けたりするなど、活動を支援します。